今日は、視点を空港に向けようと思います。
日本の空の玄関、成田国際空港の発着便について。
成田で一番便を持っているのは、、もちろん日本航空グループ。
もちろんですね。
しかしそれに続いてくるの航空会社が、
ANA全日空グループにノースウエスト航空、ユナイテッド航空の
計4社が成田空港でひと際多く便を運行している航空会社です。
日系2社はなんの疑問もないでしょうが、
何故アメリカ系2社が??なんて思う方もいらっしゃるでしょう。
昼過ぎから夕方にかけての成田空港第一ターミナルには、
ノースウエストの赤とユナイテッドのブルーの飛行機が無数に駐機しているのが
見れます。
これは、戦後のアメリカ>日本的な政策から生まれたもので、
当時のノースウエストオリエント航空とパンナム航空が
戦後、日本から多くの国際線を運行していました。
その名残が、現在のノースウエスト、ユナイテッドの両者に
引き継がれているわけです。
この両者は、成田空港を地理的利点をうまく利用して、
ハブと設定しています。
ハブ。ハブ&スポークという航空業界の考えがあります。
たとえば、アメリカの5都市からアジアの5都市へそれぞれ便を運行するとなると、
25便を運行しないとすべての都市を満遍なく網羅できません。
しかし、その中間にハブ空港(自転車の車輪を思い出してください)を設定し、
アメリカ5都市からそのハブ空港へ、アジア5都市からハブ空港へ。
そして、乗客と貨物はハブ空港で積み替えられ、それぞれの目的地へ。
こうすると、運行便数は10便ですみます。
これがハブ&スポークという考え方です。
現在は、この考えた方も変りつつありますが、
まだ成田のハブとしての役割は大きいようです。
ですから、上記のアメリカ系2社は、
アメリカ行きのほかに、成田かrなおアジア便も多数運行しています。
このアジア行きのアメリカ系2社が、格安航空券ではおなじみとなっているのです。
日本とタイで航空券を買おうとする場合、
当事者国の日本とタイの航空会社のチケットは必然的に高くなってきます。
安い航空券の多くは、日本でもタイでもない航空会社のチケットである場合が多いのです。
東京ーバンコクはアジアの銀座通りとも言われるくらい便数の多い路線です。
値段の高いのは、タイ航空・日本航空・ANAですね。
逆に安いものは、ユナイテッド・ノースウエスト・ビーマンバングラデシュ・エアーインディアなどです。どれも、第三国の航空会社ですね。
米系の2社のチケットが安いのには時間の悪さという点も含まれます。
日本を夕方出発、現地には深夜。 そして、現地を早朝に発ち、日本には昼過ぎに到着。
ですから、日程の2日間は移動のみになってしまうのです。
チケットの値段というのはいろいろな要素が絡んで設定されています。
旅行の日程、休暇の日程、予算、やりたいこと。。。。などなど
その旅行でどんなことをしたいのかで、利用する航空会社を決めないと、
なんだかそんしちゃいますよ~~~。
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