やっと、着工だそうです。
これで、数年後には、成田空港に2500メートルの
とりあえずジャンボ機(長距離の離陸は不可)の発着が可能な
滑走路が誕生します。
今ある暫定滑走路は、2180メートルしかありません。
これは、国際空港としては短いもので、安全を考えジャンボは使用できませんでした。
2002年のサッカーワールドカップにむけて急いで作ったものだから、
周囲にまだ家も畑もあり、多くの問題を生んでいます。
滑走路が2500メートルになれば、とりあえずはジャンボ機(長距離便の離陸は不可)
も使用できるようになり、発着便数も増え、利便も良くなると考えられます。
しかし、それでも周囲への騒音問題は残り、
成田の本当の意味での完成はまだまだ先かもしれません。
国は、羽田空港を再国際化する方針ですが、
成田への遠慮か、近距離便に限るなどといっていますが、
両者をライバルにし、お互いが利用者を確保するよう努力させてこそ
本当の意味でいい空港が生まれるのではないでしょうか?
羽田は24時間空港という利点をいかして、
深夜発の長距離便を運行するべきでしょう。
世界的に見て、22時が最終の国際線出発の成田はなかなかおかしなものです。
例えば、香港やシンガポールは、23時以降からヨーロッパやアメリカへの
出発便が多数飛び立ちます。
この時間に出発すると、現地に早朝であったり、夜であったり、
いい時間に到着できるからです。
今の成田では、深夜運行は無理ですから、
羽田がこれを担ってもいいのではないでしょうか?
空港の運用に関しては、日本はもっと改善できる点が多くあります。
古臭い考え方でなく、斬新な見方で、
東京の玄関、日本の玄関が、もっと大きくすばらしいものになればと思います。