漠然としたタイトルですが、今日はインドです。
旅行記ではなく、ちょっとお堅いお話。
さて、昨年末の日印の航空交渉での合意で、
航空便が現在の3倍にまで増やせることとなりました。
この合意はなんと13年ぶり。
航空会社が新規に、または便を増やすには、
両国間での合意が基本的に必要となっています。
さて、どうしてここにきて13年ぶりの合意がなされたか。
インドのシン首相の来日にあわせて合意されたわけですが。
経済成長の著しい中国、それに続くインドというわけです。
実際投資家や企業の目は、今、中国でなく別のところに
向いているなんてことも、、、、、、
さて、そのインド。
今現在は、JALが週4便。それとエアーインディアが成田と関空から
便を持っているにすぎません。
もともと在日のインド系住民も少なく、そこまで需要が多くはないものの、
ここ数年のインドの経済成長、また観光需要などで、
日本とインドの間の交流とは活発になってきています。
実は、数年前まで、ANAはデリーとムンバイ(ボンベイ)に乗り入れていたのですが、
現在は撤退中でした。
しかし、今回の合意に基づき、ANAが再び参入という話も出てきています。
そこで、アジアのほかの国のエアラインのインド便はどうなのか?と
見てみると、インド系住民の多い、シンガポールやマレーシアからは
インド各地へ沢山の便が運行されています。
タイは、観光需要・ビジネス需要ともに活発で便数が多いです。
香港からは、キャセイとエアーインディアが運行、
香港・韓国に関しては日本に似た状況で、デリーとボンベイなど
大都市への便のみといった形です。
インド便が活発にならない理由の一つに、
運行コストのわりに、利潤があまり高くないということ。
インド便の乗客の多くがインド人、それもアジアを経由して
北米へと向かう方が多く。通常のビジネス客の割合が低く、
どうしても航空会社としては利益が少ないから腰が引けるわけです。
そこでJALに関しては、低コスト会社のJALWAYSに
路線を移管して運行をしていくようです。
ANAに関しては、まだなんともいえませんが、新規導入する
小型機ボーイング737-700ER機が、インドまでの距離も飛行可能で
あるということで、もしかすると小型機での運行でコストを
抑えるということもあるかもしれません。
また、インド側に付いても、エアーインディアだけでなく、
ここ数年新しいエアラインが次々に誕生しています。
ジェットエアウェイズ、キングフィッシャー等これからどんどん
国際線に路線展開を予定しており、もしすると日本に顔を出す日も
近いかもしれません。
アジアといっても、日本からは若干距離もありますし、
現在の東京ー上海線のように毎日何便もということには
ならなくとも、今後インドへの便が増えて、今よりも
身近になることでしょう。
観光地としても、一生に一度は見ておきたいタージマハルも
あります。
インドに注目です!