今日のエアライン研究は、オーストリアを代表するエアラインの
オーストリア航空です。
カンタス航空の子会社のオーストラリア航空とよく間違う方がいらっしゃいますが、
まったく違いますのでご注意ください。
さて、オーストリア航空は、長年、
ANA、アエロフロートの3社共同運航で成田ーモスクワーウィーンを運行してきましたが、
A340型機の導入とともに、現在は成田ーウィーンの直行便となっています。
成田からウィーンへ週6便の直行便が運行され、
西欧、東欧へのゲートウェイとして重要な役割を果たしています。
少し前までは、関空からウィーンへの便も運行されていましたが、
今は成田からのみです。
どちらかというと、ヨーロッパの大手航空会社に比べると、
地味に見えますが、最近では流行のライフラット型(ほぼ水平になる)の
ビジネスクラスの導入が進んでいます。
この形のビジネスクラスは、どうしても同じように見えてしまいがちですが、
オーストリア航空の座席は色使いがなかなかかわいいものになっています。
ビジネスクラスでは、機内食の事前予約も受け付けており、
同社の最高クラス・ビジネスクラスのサービスの向上が図られています。
オーストリア航空は、世界一の航空連合・スターアライアンスに加盟しており、
マイレージプログラムでは、独自のプログラムでなく、もともと
ルフトハンザ航空のプログラムであるマイルズ&モアーに共同参加しています。
ヨーロッパで進む、大手同士の国を越えた提携のなかで、
オーストリア航空はどう進むのかが気になります。
また、オーストリアの航空会社であった、ラウダ航空とチロリアン航空を
数年前にグループとして吸収し、オーストリア発のメジャーな国際線を
ほぼ独占する形となりました。
このような独占的なエアラインが、フランスのエールフランスでもいえます。
日本語ホームページに関しては、
最低限の情報は得られるのですが、細かい部分が英語のみであったりするのが
残念です。
またヨーロッパへのチケット料金で、安いものとして
オーストリア航空のチケットが出てくることも多いので、
スターアライアンス利用者にとっては、安くヨーロッパへ向かう手段のひとつです。